1984年の作品で、当時最先端の特殊効果技術を駆使したモグワイの可愛らしさや大暴れするグレムリンたちの小悪魔的な感じは一度見たら忘れることが出来ない。可愛らしい生き物、モグワイが凶悪なグレムリンに大変身して暴れまわる!!ヒロイン役のフィービー・ケイツも可愛すぎますよね。
ビリーが父親からクリスマスプレゼントでもらった小さな生き物モグワイには、光を当てない、水を与えない午前0時過ぎに餌を与えない、という守らなければイケナイ条件があったが、これが破られてしまい、あの可愛らしいモグワイは凶悪な怪物グレムリンに変身、街は大混乱に。今思えば、モグワイもグレムリンも、この時代ならポケモンや妖怪ウオッチに出てきそうなキャラクター達ですよね。そんなところにも再ブレイクの秘密がありそうですね。
グレムリン:可愛さの裏に潜む恐怖
80年代を代表するホラー・コメディ映画『グレムリン』は、その独特な世界観と魅力的なキャラクターたちで、今なお多くの人々を魅了しています。
概要
『グレムリン』は、クリスマスのプレゼントとして不思議な生き物「モグワイ」をもらった少年が、ある条件を破ってしまうことで、恐ろしい怪物「グレムリン」を生み出し、町中がパニックに陥るという物語です。
あらすじ
チャイナタウンの骨董品店で、主人公のビリーは不思議な生き物「モグワイ」をプレゼントされます。しかし、モグワイには水に濡らさない、強い光に当てない、真夜中すぎにエサを与えないという3つのルールがありました。ビリーがうっかりこれらのルールを破ってしまったことから、モグワイは次々と増殖し、凶暴なグレムリンへと変貌。小さな町は、いたずら好きで破壊的なグレムリンたちによって大混乱に陥ります。
魅力
- ギズモの可愛さ:
- 愛らしい外見: 丸い大きな瞳とふわふわの毛並みが特徴のギズモは、見る者の心を掴む可愛らしさを持っています。
- 無邪気な性格: いたずら好きながらもどこか憎めない、純粋な部分が魅力です。
- グレムリンの恐ろしさ:
- グロテスクな姿: ギズモが変身したグレムリンは、醜くグロテスクな姿をしています。
- 破壊的な行動: 町を破壊し、人々を襲うなど、その行動は見ていてゾッとします。
- ホラーとコメディの絶妙なバランス:
- 笑えるシーン: グレムリンたちのコミカルな動きや、人間たちの慌てふためく姿は、観客を笑わせます。
- 怖いシーン: グレムリンたちの残虐な行為や、緊迫した場面は、観客をゾッとさせます。
- ギャップ: 可愛らしいギズモと恐ろしいグレムリンのギャップが、観客に強烈な印象を与えます。
- クリスマスの要素:
- 季節感: クリスマスの時期に起こる騒動という設定が、物語に季節感を添えています。
- 温かいメッセージ: 家族の絆や友情の大切さを描いた、心温まる物語でもあります。
- 社会風刺:
- 消費社会への批判: グレムリンの増殖は、消費社会の無節操な欲望を象徴しているとも言えます。
- 現代社会への警鐘: 環境問題や社会問題など、現代社会が抱える問題を投影しているとも考えられます。
なぜ今、再ブレイクしているのか?
- ノスタルジー: 80年代生まれの人々が大人になり、懐かしさを感じる人が増えている。
- SNSでの拡散: TikTokなどのSNSで、映画のワンシーンやキャラクターが話題になり、若い世代にも広がっている。
- 高画質リマスター版のリリース: より鮮やかな映像で楽しめるようになり、新たなファンを獲得している。
- ユニバーサルなテーマ: 家族の絆、友情、責任といった普遍的なテーマは、時代を超えて共感を得る。
『グレムリン』は、単なるモンスター映画ではなく、可愛らしさ、恐怖、ユーモア、そして社会風刺など、様々な要素が複雑に絡み合った、奥深い作品です。
もし、まだ『グレムリン』を見たことがないという方は、ぜひ一度鑑賞してみてください。きっと、あなたもギズモとグレムリンたちの世界に魅了されるはずです。
ノスタルジーの波:
- 80年代リバイバル: 80年代カルチャーへの回帰が世界的に起こっており、『グレムリン』のような同時代の作品が再注目されています。
- コロナ禍での癒し: パンデミック下で人々が癒しを求める中、コミカルで可愛らしいギズモや、一方でコミカルな恐怖を与えるグレムリンたちのギャップが、人々の心を捉えていると考えられます。
2. SNSと口コミの力:
- 短編動画プラットフォーム: TikTokなどのプラットフォームで、映画のワンシーンやキャラクターを使ったショート動画が多数投稿され、若い世代にも広がっています。
- 懐古系インフルエンサー: 80年代カルチャーに詳しいインフルエンサーたちが『グレムリン』の魅力を発信し、再注目を促しています。
3. 高品質なリマスター版のリリース:
- 映像の美しさ: 高画質のリマスター版がリリースされたことで、より鮮やかに『グレムリン』の世界観を楽しむことができるようになりました。
- 新たな発見: リマスター版を見ることで、新たな発見や魅力を見つけることができ、ファン層を広げています。
4. 続編への期待:
- 新作の噂: 続編の制作が噂されており、ファンたちの期待が高まっていることも、再ブレイクの一因と考えられます。
5. ユニバーサルなテーマ:
- 善悪の対比: 可愛らしいギズモと恐ろしいグレムリンの対比は、善悪、愛、責任といった普遍的なテーマを扱っており、世代を超えて共感を得ています。
- 現代社会への投影: グレムリンの増殖や街の混乱は、現代社会の様々な問題を象徴的に表現しているとも言え、人々の心に深く響きます。
これらの要因が複合的に作用し、『グレムリン』は再び注目を集めていると考えられます。
さらに、なぜ『グレムリン』が他の80年代作品と比べて特に人気なのかという点も考えてみましょう。
- キャラクターの個性の強さ: ギズモやグレムリンたちの個性的なキャラクターは、人々の記憶に強く残ります。
- コミカルな恐怖: 子供たちが楽しめるようなコミカルな要素と、大人も楽しめるようなホラー要素が絶妙に組み合わさっています。
- クリスマスの要素: クリスマスシーズンに関連したストーリーであるため、季節感を感じやすく、何度も見返したくなる作品となっています。
これらの要素が組み合わさることで、『グレムリン』は時代を超えて愛される作品となっていると言えるでしょうね。40年前の映画にこれほど親近感を感じる理由を時を経て、今子供達と見てみるのにも最適な映画であるのかも知れませんね。是非見たことある方も、ない方もあの頃と違ったシチュエーションで見てみることをオススメします。今回も最後まで見て頂きありがとうございます。