バチカン市国といえば、カトリック教会の総本山であり、全世界の総信者数は23億人~24億人と言われ、世界人口の31%~32%を占めており、世界で最も信者数の多い宗教です。当然これほどの人口を有する国もありません。そんなキリスト教ですが、歴史的にも闇深い事件やその巨大な権力や権威を巡っても血なまぐさい史実を刻みながら神を崇めるという、現代人からしたらイカレた実態を持つ宗教なのです。今回は、そのイカれた宗教の実際に犯してきた事件や疑惑など闇深い事例を紹介しながら説明していきましょう。
金融スキャンダル
元々、宗教と税を切り離す考えを提唱し、世界中の信者から非課税で富を集めるきっかけを作ったのも、白人社会を中心とした、キリスト教の考えが今では当たり前のように世界的な常識になっていますが、私から言わせれば正しき信仰にお金は不要です。
バチカン銀行の不正疑惑
バチカン銀行は、その秘密主義的な体質から、長年にわたりマネーロンダリングや不正資金の温床との疑惑が持たれてきました。
過去には、頭取の謎の死や、イタリアの銀行との不正取引などが発覚し、国際的な批判を浴びました。
近年では、透明性向上に向けた改革が進められていますが、依然として課題は残っています。
ロンドン不動産投資を巡る不正疑惑:
バチカンがロンドンの高級不動産に投資した資金を巡り、不正な資金の流れや高額な仲介手数料の存在が発覚しました。
この事件では、複数のバチカン関係者が訴追され、裁判が行われています。

CNN.co.jp:バチカン、枢機卿ら10人訴追 国際的な財務不正疑惑で
https://www.trouw.nl/buitenland/azie-trekt-stilletjes-zijn-conclusies-na-trumps-schoffering-van-zelensky~b894f5e3/
ニューズウィーク日本版:バチカンに渦巻くマネロン疑惑
https://www.tokyoweekender.com/japan-life/news-and-opinion/japan-rejects-trumps-currency-manipulation-accusation/
聖職者の性的虐待スキャンダル
今やテレビで報じなくとも、この手のニュースや記事はいくらでも出てくる時代になりました。
聖職者による性的虐待:世界中のカトリック教会で、聖職者による未成年者への性的虐待事件が多数発覚し、バチカンもその対応の遅れや隠蔽体質を批判されました。
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世界中で起きている聖職者のスキャンダルは、主にカトリック教会に関連する性的虐待事件を指し、その規模と影響の大きさから深刻な社会問題となっています。以下に、この問題に関する詳細情報を提供します。 主な特徴:広範な被害 被害者は主に未成年者であり、その数は世界中で数万人に及ぶと推定されています。 被害は、教会施設、学校、家庭など、様々な場所で発生しています。 組織的な隠蔽 教会組織は、長年にわたりこれらの事件を隠蔽し、被害者の声を無視してきたと批判されています。 加害者の聖職者は、他の教区へ異動させられるなど、組織的に保護されてきました。 法的責任の追及 近年、被害者による訴訟や告発が増加し、教会組織の法的責任が問われるようになっています。 各国で独立調査委員会が設置され、過去の事件の真相究明が進められています。 主な事例:アメリカ ボストン大司教区での事件を報じた「ボストン・グローブ」紙の報道(2002年)は、世界中に衝撃を与えました。 その後、全米各地で同様の事件が発覚し、教会組織への信頼が大きく揺らぎました。 ヨーロッパ アイルランド、ドイツ、フランスなど、多くの国で大規模な調査が行われ、深刻な被害状況が明らかになっています。 スイスでは、2023年に過去に1000件以上の性的虐待があったと発表されています。 オーストラリア 王立委員会による調査が行われ、数千件の性的虐待事件が報告されました。 教会組織の対応の遅れや隠蔽体質が厳しく批判されました。 バチカンの対応 教皇フランシスコは、この問題を深刻に受け止め、対策の強化を表明しています。 被害者への謝罪や、加害者の処罰、組織改革などに取り組んでいます。 しかし、被害者団体からは、依然として不十分であるとの批判も出ています。 |

教皇フランシスコは、この問題に対して謝罪し、対策を強化していますが、被害者からの信頼回復はほぼ不可能でしょう。日本で住職さんが何千人も性加害に関わっていたらと思うと、どれほど国民の怒りを買うか想像を絶しますよね、キリスト教では過去に魔女狩りをし何十万人の無実の女性を迫害し、火あぶりにし、近年に至っても何千何万の世界中の子供達が性被害にあっているのです。
権力闘争と内部告
バチカン内部の権力闘争
バチカン内部では、保守派と改革派の対立など、様々な権力闘争が存在し、それがスキャンダルにつながることもあります。
2012年には、教皇ベネディクト16世の側近による内部文書の漏洩事件(バチリークス事件が発生し、内部の権力闘争が表面化しました。
内部告発
バチカン内部の不正を告発する内部告発者の存在も、スキャンダルが明るみに出る要因となっています。
寄宿学校の大量遺骨発見事件が多発
キリスト教の寄宿学校跡地から多数の遺骨が発見された事件は、特にカナダとアメリカで深刻な問題として報じられています。以下、詳しく解説します。

カナダの先住民寄宿学校の大量遺骨発見事件
カナダでは、19世紀後半から1990年代にかけて、政府とキリスト教会(主にカトリック教会)が運営した「先住民寄宿学校で、多くの先住民の子どもたちが虐待や強制同化政策の対象となりました。
2021年以降の発見
2021年5月
カナダ西部ブリティッシュコロンビア州カムループスのカムループス・インディアン寄宿学校跡地で、215人分の遺骨が発見されました。
2021年6月
サスカチュワン州のマリーバル寄宿学校跡地で751人分の遺骨が見つかりました。
2021年7月
ブリティッシュコロンビア州の別の寄宿学校跡地で、182人分の遺骨が確認されました。
2022年以降も調査が継続中で、現在までに6000人以上の子どもが死亡したと推定されています。
背景と問題点
強制連行と虐待
政府の政策により、先住民の子どもたちは親元から引き離され、カトリックを中心とするキリスト教会が運営する寄宿学校に収容されました。
そこでは、先住民文化や言語の使用が禁止され、身体的・性的虐待、過酷な労働が強いられました。
死亡率の高さ
栄養失調、病気、虐待による死亡が多く、適切な医療も受けられずに亡くなった子どもたちが多数いました。
多くのケースで、親に通知されることなく遺体が無造作に埋められていたことが判明しました。
政府とカトリック教会の対応
カナダ政府は、2015年に「真実と和解委員会(TRC)」の報告書を発表し、寄宿学校制度を「文化的大量虐殺」と認定。
2021年、ジャスティン・トルドー首相は、先住民コミュニティに謝罪。
2022年、ローマ教皇フランシスコがカナダを訪れ、カトリック教会を代表して謝罪。
スキャンダルの影響
これらのスキャンダルは、カトリック教会の権威を大きく揺るがし、信者離れやイメージ悪化につながっています。教皇フランシスコは、これらの問題に対して積極的に取り組んでいますが、バチカンが抱える問題は根深く、解決には時間がかかると見られています。
これらのスキャンダルは、バチカンの透明性と説明責任を求める声の高まりにつながっています。
スキャンダルって言えるレベルではない大虐殺や重大な人権侵害を犯し続けるキリスト教の白人社会、最近ではこれらの狂人たちが世界に、LGBTや多様性といったものを他の文化圏に押し付け、価値観を捻じ曲げようとしていることに気づきましょう。今回も最後まで見ていただきありがとうございました。