日本で生まれ、世界中で当たり前に使われているもの、たくさんありますね！身近なものでも、実は日本発祥というものが意外と多いんですよ。いくつか例を挙げますね。
日常で使われるもの
- インスタントラーメン: 安藤百福氏が発明したインスタントラーメンは、世界中で手軽な食事として愛されています。付け加えれば、これほどの種類や味、新商品の発売スピードも世界が未だ、近づける国はないほどです。
インスタントラーメンの歴史：世界を変えた一杯
インスタントラーメンは、今や世界中で愛される国民食の一つですが、その誕生には興味深い歴史があります。
発明の背景とチキンラーメン誕生
- 食料難の時代: 第二次世界大戦後の日本は、食料不足に悩まされていました。安価で手軽に食べられる食品の開発が求められていました。
- 安藤百福氏のひらめき: 日清食品の創業者である安藤百福氏は、この状況を目の当たりにし、「いつでもどこでも食べられるラーメン」を開発しようと決意します。
- 瞬間油熱乾燥法の発見: 天ぷらの揚げ方をヒントに、麺を油で揚げて乾燥させる「瞬間油熱乾燥法」を発明。これにより、長期保存が可能で、お湯を注ぐだけで食べられるインスタントラーメンが誕生しました。
- 1958年、チキンラーメン発売: 世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が発売され、瞬く間に日本中に広まりました。
カップヌードルの登場と世界への広がり
- カップ麺の発想: チキンラーメンの海外進出時、アメリカ人が紙コップとフォークを使って食べる様子を見て、安藤氏は「カップ麺」という新しい概念を思いつきます。
- 1971年、カップヌードル発売: 世界初のカップ麺「カップヌードル」が発売され、さらにインスタントラーメンの普及が加速しました。
- 世界への進出: カップヌードルは、その手軽さから世界中で人気となり、インスタントラーメンは日本を代表する食文化として世界に広がりました。
インスタントラーメンが世界を変えた理由
- 食料問題の解決: 食料不足に悩む地域において、インスタントラーメンは手軽な栄養源として貢献しました。
- 食文化の多様化: 世界各地で様々な種類のインスタントラーメンが開発され、食文化の多様化に貢献しました。
- 経済効果: インスタントラーメン産業は、世界中で多くの雇用を創出し、経済発展に貢献しました。
インスタントラーメンは、単なる食べ物ではなく、食料問題の解決、食文化の多様化、経済発展など、様々な側面から世界に大きな影響を与えてきました。安藤百福氏のひらめきと情熱によって生まれたインスタントラーメンは、これからも世界の人々に愛され続けるでしょう。
- カラオケ: 大勢で歌って楽しむカラオケも、日本の発明です。世界中でカラオケボックスが普及し、多くの人々の娯楽となっています。今では本当にカラオケ店も淘汰されましたが、３０数年前は今日はどこのカラオケに行く？ってくらい店数があり、店ごとに特徴がありましたね。一曲いくらの店もあれば、曲数の多いメーカーや部屋の安い店、食べ物を持ち込める店など様々でしたね。今では世界中で愛されているのがカラオケです。
- 携帯電話のカメラ: 世界初の携帯電話にカメラを搭載したのは日本です。今では、スマートフォンにカメラがついているのは当たり前ですが、その始まりは日本だったんですね。この携帯電話にカメラを搭載する発想がなければ、画像の繊細さや写メという概念は１０年は遅れていたのでは？と言われています。
- 絵文字: コミュニケーションを楽しくする絵文字も、日本の携帯電話会社が開発したものです。世界中で様々な言語で使われています。こちらも今では当たり前のように世界基準ですが、当時はメールなどを簡略化させながら、感情や方向など様々なことを、この絵文字で伝えることが出来る画期的なものでしたね。
その他
- 漫画、アニメ: 日本発祥の漫画やアニメは、世界中で人気を集め、一つの文化として確立されています。
- ゲーム機: 家庭用ゲーム機も、日本が世界に誇る製品の一つです。私の子供時代は男子も女子もファミコン任天堂の【ファミリーコンピューター】でしたね。懐かしいです。
- カッターナイフ: 文具として世界中で使われているカッターナイフも、実は日本が発明しました。
- 数独: 数字のパズルである数独も、日本のパズル雑誌で初めて紹介されたものです。
意外なもの
- コンビニ: 日本のコンビニエンスストアは、世界中でその便利さから注目を集めています。
- 自動販売機: 様々な商品を販売する自動販売機も、日本が発祥です。今でも外国人観光客が温かい飲み物と冷たいものが同じ販売機で売られていることを驚いていますね。
- 今ではもう見かけませんが、携帯電話の前世代のポケベルも日本発祥です。
- プリクラも日本発祥ですね。現在の画像編集技術が新たなものを生み出すのにも期待したいところですが。
なぜ日本発祥のものが多いの？
日本は、昔から新しいものや技術を開発することに熱心な国です。また、モノづくりに対するこだわりや、品質への高い要求も、世界に認められる製品を生み出す要因の一つと言えるでしょう。
もっと知りたい！
日本発祥の製品は、まだまだたくさんあります。興味のある分野を調べてみると、新たな発見があるかもしれません。例えば、
- 自動車: トヨタやホンダなど、日本の自動車メーカーは世界的に有名です。
- 電子機器: ソニーやパナソニックなど、日本の家電メーカーも世界をリードしています。
- ロボット: 産業用ロボットだけでなく、家庭用ロボットの開発も進んでおり、日本はロボット大国とも言われています。
これらの製品がどのようにして世界に広まったのか、その歴史を調べてみるのも面白いですね。
まとめ
日本は、世界に誇る多くの製品を生み出してきた国です。私たちの身の回りにあるものの中に、日本発祥のものがたくさんあることに気づくと、また違った視点で世界を見ることができるかもしれません。
もっともっと日本の技術が世界中で使われてほしいですね。
最後まで見て頂きありがとうございます。
