東條英機・最後の遺言に対する海外の反応

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知られざる東條英機の人物像

第二次大戦時、戦争へ突入し自国民を大量に氏に追いやった人物として、日本の歴史上極悪人かのように印象操作されて扱われたのが、代40代内閣総理大臣を努めた陸軍軍人である東條英機である。

東條英機は、第二次世界大戦中の日本の首相であり、戦後にA級戦犯として処刑されました。彼の遺書や戦犯裁判での言動、戦時中の決断を通して見える彼の人物像について詳しく見ていきます。

絞首刑目前に残した遺書の内容

【遺言】

開戦の時のことを思い起こすと、実に断腸のの思いがある。

今回の処刑は個人的には慰められるところがあるが、国内的な自分の責任は、死をもって償えるものではない。しかし国際的な犯罪としては、どこまでも無罪を主張する。

力の前に屈した。

自分としては国内的な責任を負うて、満足して刑場に行く。

ただ、同僚に責任を及ぼしたこと、下級者にまで刑の及びたることは、実に残念である。

天皇陛下および国民に対して深くお詫びする。

東亜の諸民族は、今回のことを忘れて将来相協力すべきものである。

東亜民族もまた他の民族と同様の権利を持つべきであって、その有色人種たることをむしろ誇りとすべきである。

インドの判事には尊敬の念を禁じ得ない。これを持って東亜民族の誇りと感じた。

米国人に一言する。

どうか日本人の米国に対する心持ちを離れざるように願いたい。

また日本人が赤化しないように頼む。

米国の指導者は大きな失敗をした。日本という赤化の防壁を破壊した。今や満州は赤化の根拠機である。挑戦を二分したことは東亜の禍根である。米英はこれを救済する責任を負っている。

戦死傷者、抑留者、戦災者の霊は、遺族の申し出があらば、これを靖国神社に合祀させられたし。

出征地にある戦死者の墓には、保護を与えられたし。遺族の申し出あらば、これを内地に返還せられたし。

辞世の句

我ゆくも またこの土に帰りこん

国に報ゆる事の足らねば【英米諸国人に告げる】今や諸君は勝者である。我が邦は敗者である。

この深刻な事実は私も個より、これを認めるにやぶさかではない。しかし諸君の勝利は力による勝利であって、正理公道による勝利ではない。私は今ここに、諸君に向かって事実を列挙していく時間はない。しかし諸君がもし、虚心坦懐で公平な眼差しをもって最近の歴史的推移を観察するなら、その思い半ばに過ぎるものが、あるのではないだろうか。

我れ等はただ微力であったために、正理公道を蹂躙されたのであると痛嘆するだけである。いかに戦争は手段を選ばないものであるといっても、原子爆弾を使用して無辜の老若男女数万人もしくは数十万人を一挙に殺戮するようなことを敢えて行ったことに対して、あまりにも暴虐非道であると言わなければならない。もし諸般の行いを最後に終えることがなければ、世界はさらに第三第四第五といった世界戦争を引き起こし、人類を絶滅に至らしめることなければ、止むことがなくなるであろう。

諸君はすべからく一大猛省し、自らを顧みて天地の大道に恥じることないよう努めよ。

日本同胞国民諸君今はただ、承詔必謹するだけである。私も何も言う言葉がない。ただ、大東亜戦争は彼らが挑発したものであり、私は国家の生存と国民の自衛のため、止むを得ず受けて立っただけのことである。この経緯は昭和十六年十二月八日宣戦の大詔に特筆大書されているとおりであり、太陽の輝きのように明白である。ゆえにもし、世界の世論が戦争責任を追及しようとするならば、その責任者が我が国にいるのではなく、彼の国にいるということは、彼の国の人間の中にもそのように名言するものがいる通りである。不幸にして我が国は力不足のために彼の国に負けたけれども、正理講義は厳として我が国にあるということは、動かすことの出来ないことである。力の強弱を、正邪善悪の基準にしては絶対にいけない。

天道の法則である。諸君にあっては、大国民であるという誇りを持ち、天が定まる日を待ち続けていただきたい。日本は神国である。永久不滅の国家である。皇祖皇宗の心霊は畏れ多くも我々を照らし出して見ておられるのである。諸君、願わくば、自暴自棄となることなく、喪神落胆することなく、皇国の命運を確信し、精進努力することによって、この一大困難を克服し、もって天日復命の時が来ることを待たれんことを。【日本青年諸君各位】我が日本は神国である。この国の最後の望みは、ただ諸君一人一人の頭上にある。私は諸君が隠忍自重し、どのような努力も怠らずに気を養い、胆を練り、現在の状況に対処することを祈ってやまない。現在、皇国は不幸にして悲嘆のそこに陥っている。しかしこれは力の多少や強弱の問題であって、正義公道は終始一貫して我が国にあるということは少しも疑いを入れない。また幾百万の同胞がこの戦争のために国家に殉じたが、彼らの英魂毅魄は必ず永遠に、この国家の鎮護となることであろう。殉国の烈士は、決して犬死にしたものではない。諸君、願わくば大和民族たる自身と誇りをしっかり持ち、日本三千年来の国史の導きに従い、また忠勇義烈なる先輩の意旨を追い、もって皇運をいつまでも扶翼せんことを。これこそがまことに私の最後の願いである。

思うに今後は強者に拝跪し、世間におもねり、雷同する者共が少なからず発生するであろう。しかし諸君にあっては日本男児の真骨頂を堅持していただきたい。真骨頂とは何か。

忠君愛国の日本精神。これだけである。

東條英機の遺書から見える人物像

東條は、1948年12月23日に処刑される直前、遺書を残しました。その内容から彼の信念や戦争責任への認識を読み取ることができます。

天皇への忠誠

遺書の冒頭では、昭和天皇に対する絶対的な忠誠を示しています。彼は自らの死をもって「陛下に累を及ぼすことなく済んだことを感謝する」と述べ、最後まで天皇の名誉を守ろうとしました。
天皇制の守護者としての自己認識が強かった

戦争責任の受容

彼は遺書の中で「すべての責任は自分にある」と述べ、戦争を指導した立場としての責任を認めています。ただし、これは「日本の国体を守るためにやむを得なかった」との前提に基づいており、戦争そのものを誤りと認識していたわけではありません。
個人的責任は認めつつも、日本の戦争そのものを否定しなかった

後世へのメッセージ

彼は「日本は再び立ち上がらねばならない」と述べ、将来の日本が発展することを願いました。戦争の敗北は残念だが、日本の再建が重要だという考えを示しています。
戦後の日本再建に対する期待を持っていた

戦犯裁判での言動から見える性格

東京裁判(極東国際軍事裁判)における東條の態度は、彼の人物像を知るうえで重要です。

率直に責任を認めた

裁判では、戦争指導者としての責任を否定せず、部下や他の指導者に責任を転嫁しなかった点が特徴的です。ただし、「日本は自衛戦争を行った」との立場を貫きました。
部下をかばう性格、責任感が強い

西洋的価値観との対立

裁判では、連合国の「侵略戦争」との断定に反論し、日本の行動は当時の国際情勢の中では正当なものだったと主張しました。これは、彼が軍人としての価値観を最後まで貫いたことを示しています。
西洋の価値観を否定し、日本の独自性を重視

自殺未遂から見える精神性

逮捕直前の1945年9月11日、東條は拳銃で自殺を図りましたが未遂に終わりました。これは、軍人としての名誉を守るための行動と考えられます。しかし、死にきれなかったことで一部の軍関係者からは「最後まで潔くなかった」と批判されました。
軍人としての誇りを持ちつつも、最後の決断には迷いがあった

戦時中の行動から見える人物像

東條の戦時中の政策や決断を通じても、彼の人間性が浮かび上がります。

規律を重視する官僚型軍人

東條は陸軍出身で、非常に規律を重んじる性格でした。首相時代には「国民総動員体制」を強化し、軍事と経済の統制を徹底しました。特に、軍紀の乱れを嫌い、厳格な管理を行ったため、「官僚的な軍人」とも評されました。
融通が利かず、硬直的な性格だった

総合的な人物像

忠誠心の強い軍人:東條は天皇に対する忠誠心が極めて強く、国家のために行動することを最優先にしていました。

責任感の強い指導者:自らの決断の責任を最後まで認め、部下をかばう姿勢を貫いた点では、指導者としての責任感がありました。

頑固で柔軟性に欠ける:軍人としての規律を重視しすぎ、状況に応じた柔軟な判断ができなかったことが、戦争指導の失敗につながりました。

戦争を正当化する立場を貫いた:裁判や遺書でも「日本の戦争は正当なものだった」という立場を崩さず、戦争そのものを否定することはありませんでした。

東條英機は、忠誠心が強く責任感のある軍人でしたが、融通が利かない性格で、結果的に日本を破滅に導いた指導者でもありました。彼の遺書や戦犯裁判での態度からは、「個人的な責任は認めるが、日本の戦争そのものは正しかった」との信念が見えます。これは、彼が最後まで軍人としての誇りを捨てなかったことを示しています。

遺書を見た海外の反応

この文章を見て、とても感動した。彼は本当に日本が好きで大切だったと解った。

東條英機はとても興味深いリーダーだ。私達はもっと冷静に戦争を振り返って正しい歴史を学び、正しい判断をするべきだと思った。

何故、この遺書がもっと早く公表されなかったのか?世界中の多くの人が彼のことを誤解したままになってると思う。

こんなに自分の国の人々の思って行動していたのに、嘘が混ざった教育で悪者にされるのが、戦争であり、敗者なんだと初めて知った気がした。

【力の強弱を正邪善悪の基準にしてはいけない。】

これって

、とても深く突き刺さった言葉で、本当にそのとおりだと思う。

私の感想: とにかく現在の政治家達に読ませたい、それほど深く国を愛し、後世を憂い、国民を信じ、とにかく高潔さを感じると思いました。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。

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