私が子供の頃はさほど見かけるものでは、ありませんでしたが近年、駅構内や主要道路の歩道など、法的に義務付けられていない場所でも多く見かけるようになりましたね。実はこの点字ブロックのアイデアも設置も日本が発症で、今や世界一点字ブロックが充実しているのも日本なのです、本当に誇らしいですよね。この点字ブロックの歴史や海外の反応もご紹介します。

点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)は、日本が発祥です。
最初に設置されたのは、1967年(昭和42年)3月18日、岡山県岡山市の国道2号沿いの横断歩道付近でした。
発案者は岡山県在住の三宅精一(みやけ せいいち)氏で、彼は視覚障害者が安全に歩行できるよう考案しました。
世界の普及状況
点字ブロックは、現在世界中の多くの国々で導入されていますが、その普及率や設置状況には差があります。
普及が進んでいる国・地域
日本(全国的に普及、設置基準が法制化されている)日本の点字ブロックの普及率
日本では、点字ブロックの設置が非常に進んでおり、2018年の国土交通省の資料によれば、駅の94.3%に設置されています。 さらに、2020年度のデータでは、旅客施設における視覚障害者誘導用ブロックの導入率は97.2%に達しています。
韓国(地下鉄や歩道などに広く設置)
中国(北京・上海などの大都市では普及)
欧州(ドイツ、フランス、イギリスなど)(鉄道駅や歩道に導入)
アメリカ(ADA法に基づき、一部の都市で設置)
オーストラリア・ニュージーランド(バリアフリーの取り組みの一環で導入)
普及が遅れている国・地域
発展途上国(コストや認識不足で導入が進んでいない)
北米の一部(特に地方都市)(設置されている場所は限定的)
海外の反応
日本発のバリアフリー技術として評価されている
「視覚障害者の安全性向上に大きく貢献している」との声が多い。
ヨーロッパでは「視覚障害者だけでなく、高齢者や子供にも役立つ」との評価
日本の点字ブロックの普及状況は、海外から高く評価されています。カナダ公共放送(CBC)の記者であるデビン・ハーロウ氏は、東京の地下鉄駅で点字ブロックに注目し、「視覚障がい者の移動を助ける」と紹介しています。 また、カナダ出身のグリズデイル・バリージョシュアさんは、日本のバリアフリー化の進展を評価し、障害のある外国人向けに日本のバリアフリー情報を発信しています。
一方で、海外では日本ほど点字ブロックが普及していない地域もあり、日本の状況に驚く声もあります。例えば、ロンドンでは2012年のパラリンピック以降、バリアフリーの取り組みが進んだものの、それ以前は点字ブロックがほとんど見られなかったと報告されています。

このように、日本の点字ブロックの高い普及率は、海外から注目と評価を受けています。
歴史と期待
点字ブロックは日本発祥で、1967年に岡山県で初めて設置
世界中に普及しているが、国によって進捗に差がある
高評価される一方で、設置ミスやメンテナンス不足などの課題も存在
点字ブロックは日本が誇るバリアフリー技術の一つであり、今後も世界各国でさらに普及が進むと考えられます。障害者目線で優しい町作りをしている日本っていいですよね。今回も最後まで見て頂きありがとうございます。